だったし、これからもずっとそうだと思っていた。
復活……?
アリーナツアー…………!?
こちらのツイートが回ってきたときのわたし(大学の学年末試験中)をご覧ください。
というわけでTHE YELLOW MONKEYと過ごしたわたしのSO YOUNGな10代の日々を泣きたくなるほどノスタルジックに3分で振り返ってようかと思って、来ました。
6年前、中学卒業を数ヶ月後に控えたわたくし。
当時山田孝之氏のお芝居が凄く好きで、ビルマニアのPVを見て、「この吉井和哉って人のバンド…イエローモンキーって……あ、フジファブがカバーしてたFOUR SEASONSのあれじゃん。YouTube漁ってみるか。」
たまたまトップにサジェストされたのが楽園。
僕らは大事な時間を意味もなく削ってた 「なあなあ」のナイフで
一人きりもいいだろう、二人だけもいいだろう、猫も連れて行こう
寺山修司・萩原朔太郎・谷崎潤一郎・梶井基次郎あたりが好きな中学生、見事に陥落。
ブックオフを行脚し、お小遣いでCDを買い集める日々。
10歳のときに解散したバンド、当然学校に同好の士はおらず、SNS禁止・携帯フィルタリング環境の中母親の目を盗んでブログで愛を叫び始める。
「ジャガー・ハード・ペインの年生まれの高校生です」
全盛期を知る素敵なお兄さんお姉さん方が貴重な音源やVHS録画を貸してくださったりして、背伸びして買った4000円のヘッドホンを家族と共用のパソコンにぶち込んで夢中になって見入り聴き入り、その感想をまた拙くませた言葉でブログに書き綴り……
ともすれば仰々しく、塞ぎ込んだ時代には下手すると滑稽にすらなってしまいかねない「ロックスター」という羽飾り付きの衣裳を纏いこなすフロントマンLOVIN、ギターを構えれば妖しく艶やかオフモードでは驚異のゆるふわの魔性ぶりで魅せるEMMA、どこまでも洒脱で軽妙なのに磐石なベースのHEESEY、理知的かつ野生的なドラムスでエンジンとエンジニアを兼ねるかのようなANNIE。グラムロックとフレンチポップと歌謡曲と演歌を飲み込みオーケストラをバックにしても骨がしっかりと立つ音に、ひらりひらりと言葉遊びのようで時に血が噴き出すほど心の奥深くにぶっ刺さる詞。
生意気盛りのヴァージンひとりをバンドの沼に引きずり込むには充分でした。
14年間を過ごした母校を卒業して、晴れて大学生になってライブも行き放題円盤も買い放題だぜ!!!と思っていたのも束の間、1年限定の地方生活やら試験やら実習やらで、ライブで飛び跳ねる元気はおろか買ったCDをiPodに同期する余裕すら失い、翼もない牙もない角もない早くも走れないからこそ居場所を見つけたくて志した実学の道なのに首から提げた誠実は破れて煤けて原型を留めず手首に巻く崇高なんて到底見つかりもしない。人間やめる。やめた。
再結成のニュースを聞いたときはあれだけしんぱいだのふくざつだの言っていた癖に、いざ1月8日になり9ヶ月ぶりにログインしたツイッターの音楽アカウントでカウントダウンのTLの隅っこに体育座りしてみたら心臓破裂するんじゃないかってぐらい嬉しくて、ああやっぱりわたしはエイジアン・ナンバーワン・ロックンロール・バンドに恋狂いだった、褪せてなんかいませんでした、いませんでした、いませんでした
できるさできるさイエローモンキーのファンだもの、と呟いてはみるものの、果たして今回の再結成を機に文化的な生活を取り戻すことができるのでしょうか?
次回、ツアー日程と実習のバッティングに死す!